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2009年1月 3日 (土)

創造的破壊

今、世の中不景気のまっただ中である。昨年吹き荒れた米国のサブプライムローン嵐に端を発した世界同時不況である。百年に一度の不景気と言われている。日本で運営されているファンドもほぼ全部大幅下落となっている。

 こうした下落相場が続く中でも、先を見越して手を打つファンドマネジャーが運営するファンドは健在である。私が信頼するマン・インベストメント社のマネジャーが運営するあるファンドは、サブプライムの影響を受けて昨年9月に約10%強下げたが、すぐに回復基調に戻り昨年末には、サブプライムの影響を受ける前の最高値を10%強超す市場最高値をつけている。

 更に、下の新聞記事に述べられているチェイノス氏が率いる空売り専門のファンドも大きな利益を上げている。株価急落のたびに空売りは批判されるが、きちんとしたルールに基づいて行われている以上批判するのはおかしい。空売りが悪であるというのであれば、禁止すれば良い。空売りを禁止すれば当然株の取引事態が減少し売買代金が大幅にダウンするだけのことである。証券取引所を含め関連する証券会社の売り上げ/利益も落ちるだけのことである。

 空売りといえども利益を上げるのは、至難の業である。空売りであれ何であれ、ファンドを率いて利益を上げようとするのであれば、それなりの市場分析力と経済全体がどう動いて行くのか見極め先手を打って行く洞察力が必要であるチェイノス氏は3年前に「創造的破壊」という仮説を立て、この方針に基づき進めて行き、不景気下でも利益を上げているのである。

 創造的破壊とは、「古き物を破壊し新しきものを創造して、たえず内部から経済構造を革命化する産業上の突然変異」である。従い、企業は景気が良かろうが悪かろうが絶えず開発投資を続けイノベションを生み出して行くことが求められる。景気が悪いときには特により重要なファクターである。

 ファンドに投資しようと思えば、運営するマネジャーにこうした市場分析力と洞察力があるかないかを見極めることが重要である。そして一度決めたら、短期的変化に一喜一憂することなく長期(5~10年単位)でまかせることでる。これが私の投資スタンスである。

                             
2008年12月30日 日経記事

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