期待する二人の日本人選手の活躍
今年も、MLB(大リーグ)のポストシーズンが始まった。地区シリーズ、リーグシリーズ、ワールドシリーズ、とこれから約1ヶ月間の戦いが始まる。
今回のシリーズで期待するのは、二人の日本人が所属するニューヨーク・ヤンキースである。二人とは言わずとしれた、37歳の黒田投手と38歳のイチロー外野手である。年齢からして、これが最後のポストシーズン活躍の場となるのではないかと思っている。
二人は共に今年ヤンキースへ移籍した。黒田はシーズン当初より、イチローはシーズン途中の7月24日の電撃移籍である。
黒田は4月~5月と負けが先行し4勝6敗であったが、6月より立ち直り地区優勝を決める最後の試合で先発をまかされ見事勝利に導き、通算16勝11敗という大リーグ在籍5年間で最高の成績を収めた。
黒田の真骨頂は、我慢強く辛抱して投げ、耐えて勝ち抜く ことである。黒田の活躍を支える言葉(座右の銘)である 「耐雪梅花麗」
がまさにそのことを象徴している。
一方、イチローはシーズン途中電撃トレードと言う形でヤンキースに加わった。マリナーズという万年最下位チームで一人気を吐いて活躍してきたが、昨年で10年連続年間200本以上という安打記録も途絶え、今年前半は年齢と共に気力も落ち目標を失っていた。マリナーズ在籍中の成績は出場:95試合、安打:105、打率:2割6分1厘、ホームラン:4本、盗塁:15、という過去最低の記録であった。
イチローはこうした沈滞ムードを破ろうと、過去の栄光をかなぐり捨て、モチベーションを高め再度自分らしさを取り戻すため、自らトレードを申し入れヤンキースへ移った。ヤンキースでは今年のイチローの成績を考慮し、打順は8番又は9番、左投手の場合は先発を外れるという一兵卒としてのスタートであった。
ヤンキースは一時ダントツで首位をキープしていたが、8月中旬~9月中旬にかけ負けが込み2位との差が0~1ゲームという厳しい優勝争いに巻き込まれた。こうした厳しい状況が続く中でイチローの真価が発揮されたのである。
9月17日~23日の一週間イチローが大爆発し
ヤンキースを引っ張った。この間の6試合での成績は、25打数、15安打、打率6割、ホームラン2本、5打点、7得点、6盗塁、という目覚ましい活躍でチームは5勝1敗と首位をキープした。そして イチローは週間MVP を獲得した。
最終的に、ヤンキースへ移ってからのイチローの成績は、出場:64試合、安打:73、打率:3割2分2厘、ホームラン:5本、盗塁:14、というほぼ全盛期に近い活躍となった。この後、イチローの打順はほぼ2番に定着し先発を外れることもなくなった。
こうした状況下、ヤンキースへ移籍した二人の日本人が迎えるポストシーズンプレイオフである。いやが上にも二人を応援せざるを得ない状況となった。是非ともこのチャンスを生かし悔いのないポストシーズンでの活躍を期待したいものである。
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