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2013年5月 4日 (土)

北方領土返還交渉チャンス到来を願う!

安倍政権発足と共に打ち出されたアベノミクス政策により、日本経済活性化の動きが徐々に進んで来ている。これに伴い安倍内閣の支持率も65%を越す高い支持率を維持している。

まもなく参議院選挙を迎えるが、現在の状況が続くのであれば自民党の圧勝になるのではないかと思っている。自民党が圧勝すれば、安倍長期政権になり、長年の懸案事項が一つずつ処理に向かうのではないかと期待される。

その懸案事項の一つが北方領土問題であり、これを解決するためには本腰を入れて交渉出来る長期政権でなければならない。北方領土返還交渉は一筋縄では行かない難しい問題であり、政権が1年で交代するような短期政権では解決不可能である。少なくとも5年間位続く本格的な政権でないと難しいと思っている。

このことは、相手側であるロシアの政権についても言える。長期政権でありロシア政権内部の意見をまとめリーダシップを発揮出来る強力な大統領でないと進まないと思っている。

プーチン政権は、20185月迄続く本格的な政権であり、現時点で言えることはロシアでは最強の政権である。それでも愛国主義を唱える保守層を押さえて最終的な決着に持って行くには、政権の実績を上げ、保守層の反発を如何に抑えるかがキーとなると見ている。

メドベージェフ首相、ロゴジン副首相、等々の指導者では、戦後68年経ちインフラ整備が進み、ロシアの実行支配が続く北方領土を新しく見直し返還に結びつけることは不可能である。1956年の日ソ共同宣言に基づく歯舞、色丹の2島返還以上は無理であると思っている。

プーチン政権は過去、中国との国境問題、ノルウエーとの国境問題、をいずれも領土を折半する方式で解決させて来ている。今回の安倍首相訪露に当たってもその種の発言をにおわせたとの報道があったが、真偽の程は定かではない。

日本側の見解は、戦後のどさくさ紛れに不法占拠された北方4島であり、要求はあくまでも4島一括返還であるが、68年間占拠が続いている実情からすると、一方的に日本側の主張のみを述べていても解決は難しい。

現在の状況を鑑み交渉事として捉え、ある程度妥協をしてでも解決に結びつけることが重要であると思っている。私が考える最低の妥協線は、プーチン大統領がほのめかしていると言われる引き分け論、即ち面積で二等分する案でまとまれば良しとしなければと思っている。この案であれば、歯舞、色丹、国後、3島と択捉の約1/4が返還されることになる

いろいろな意見があると思うが、双方の政権基盤が強固である内に解決しなければ、いつまで経っても解決出来ない問題である。安倍政権、プーチン政権が継続する間に解決して早く平和条約を締結する事が日本の国益であると確信している。

そうでなければ、私が生きている間には解決しないだろう。年月が経てば経つほどより難しい問題となり、100年も経てば現状が既成事実となり解決出来なくなるのではと懸念している。

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