「洋友会」発足25周年、巡りめぐる様々な想い
私が所属する洋友会(三洋電機OB会)は、平成元年7月5日に発足し今年で25周年を迎える。平成の世と共に歩んできたのであり、本来であれば素直な気持ちで「おめでとう」と喜びを分かち合いたいのであるが、なぜかしら複雑な心境である。
というのは、洋友会の母体となる三洋電機は、2011年3月29日上場廃止、4月1日パナソニックに吸収合併され実質消滅してしまったのである。従い、これから洋友会へ加入する人は徐々に減る一方、自然脱退者(逝去による)は増えて行くからである。既に今現在、会員数はピークを過ぎ下降期に入っている。もう後、25年も経てば自然消滅するだろうと思えるからである。
私が洋友会に入会したのは2003年末(15周年の時)であり、実際の活動に参加したのは2007年(19周年の時)からである。活動に参加してから、まだほんの7年しか経っていないのに先々のことを思い浮かべると寂しく切ない気持ちになるのである。しかし、まだ悲観することはない、平成の世が終わるより早く終わることはないだろう!更に、私が生きている間に終わることはないだろう!と努めて楽観視するようにしている。
また、この世に存在するすべてのものは、永遠に続くことはないのである。生まれては消え、生まれては消え、の繰り返しであり、万物は流転するのである。ただ生きている間が少し長いか短いかの違いである。
太陽系の主である太陽ですら、既にその寿命の半分46億年が経過、後46億年も経てば超新星爆発を起こし消滅するのである。そして、その残骸・チリを集めてまた新しい星が生まれるのである。宇宙の時間の流れと、我々人類が感じる時間の流れには大きな差があり、宇宙の時間の流れは人類にとっては、まさに永久(とわ)の流れのように思えるが確実に進んでいるのである。
戦後日本は、いち早くめざましい復活を遂げた。1960年代~1980年代にかけて、日本の弱電メーカーはきら星のごとく煌めいていた。ソニー、シャープ、三洋(既にダウン)、パイオニア、ケンウッド、JVC、ゼネラル、任天堂、等々あげればきりがない。これらの企業もグローバル化の波に飲み込まれ、今や青息吐息の状態である。これらの企業に、依然と同じように復活して日本を救ってほしいと願ってもそれは無理である。栄枯盛衰は世の習いであり、自明の理である。
これから期待するのは、新しいイノベーションである。中心になるのは、バイオサイエンスの分野ではないかと思っている。既に研究がかなり進んでいると思うが、光合成を人工的に大量に行うことが出来るようになれば、食料問題、温暖化防止、等々人類に大きく役立つと共に、我々のふるさと宇宙船地球号を救うことが出来るのである。以下の図は参考である。
光合成・・・光のエネルギーを受けて二酸化炭素と水からデンプンなどの有機物と酸素を合成すること(植物の細胞の葉緑体の中行われるで)、 無機物から有機物を作る画期的なことである。
話が少し本筋からそれたが洋友会については、発足20周年を迎えた時に記念誌<「洋友会20年のあゆみ」>、発足25年を迎える今年記念誌<「SANYO mini ヒストリー」>が発行されている。これらの記念誌を通して三洋電機、洋友会のことが少しでも長く関係者・家族・次の世代へと、記憶として残って行けばよいと願っている。
これらの願いを実現する方法として、記念誌をネットにアップロードしておけば、アップロードした本人が亡くなっても契約により、数十年間は残すことが出来るのである。ネットにアップロードすることを提案したが、「これら記念誌は洋友会と言う組織として出しているものであり個人として扱ってほしくない」とのことであり、断念せざるを得ない。
しかし、いずれ時節が巡りめぐれば、黙っていてもその時が来るであろうと思っている。既に、パソコンに取り込み準備は出来ている。その時が来るまで待ちましょう!
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