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2014年3月10日 (月)

パナソニック・ワイルドナイツ、ラグビー日本選手権を制し2冠達成の感想

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昨日39日、国立競技場でラグビー日本選手権決勝戦がパナソニック・ワイルドナイツVS東芝ブレイブルーパスの間で行われた。試合は接戦であったが、トップリーグ王者のパナソニックが東芝を 30対21 で下し、4年ぶりの優勝を果たすとともに初めてトップリーグとの2冠を達成した。

パナソニックは日本選手権では、サントリーとともにシードされ準決勝から出場した。準決勝の相手は、トップリーグ3位の神戸製鋼であった。

神戸製鋼と言えば、かって全国社会人ラグビー大会で黄金時代を築き、1988年~1994年にかけて7連覇を達成したチームである。7連覇中三洋電機は3回決勝で神戸製鋼に挑戦したが、善戦すれどもその牙城を崩すことが出来なかったのである。

当時、今年こそは王者神戸製鋼を倒して、悲願の日本一になって欲しいと願っていたが、その都度行く手を阻まれ非常に悔しい思いをしてきた記憶が鮮明に残っている。1990年 18対16、1991年 24対15、1993年 18対3、とことごとく神戸製鋼に叩きのめされたのである。

しかし、今年は立場が逆転しトップリーグの王者として神戸製鋼を迎え撃つこととなったのである。トップリーグ上位の4チームは力の差がそんなになく、油断が出来る相手ではないのである。フォワードの平均体重を比較すると、神戸製鋼 109.8kg、パナソニック 107.1kg と神戸製鋼が勝っているのである。

試合が始まると前半は、お互いにトライは1個づつであったが、PGの差でパナソニックが13対5でリードして終わった。後半に入ると、パナソニックが4分にトライをあげると、堰を切ったようにパナソニックの猛攻撃が始まり、後半だけで5トライを奪う一方、神戸製鋼を完封したのである。結局終わって見ると、46対5 というワンサイドのゲームであった。

20数年前悔しい思いをさせられた神戸製鋼に対して、ここまでワンサイドのゲームで勝てるとは、誰が想像することができたのであろうか!まさに積年の鬱憤を晴らすが如きの想いを感じたのである。栄枯盛衰世の習い、奢れるもの久しからず、のことわざを地で行く結果となったのである。

決勝戦の相手はトップリーグ4位であるが、準決勝戦でトップリーグ2位の強豪サントリーを 25対24 という僅差であるが破って士気が上がっている相手である。東芝もサントリー、神戸製鋼、と同様ここ20数年来ラグビー界の覇権を争ってきた強豪であり古豪である。

戦前の予想では、東芝の強力フォワードをパナソニックがいかに押さえるかに焦点が当たっていた。試合が始まると、やはり東芝のFWは強く前半は一進一退を繰り返し、得点をしては追いつかれるパターンで、前半は東芝が 14対10 とリードして終わった。前半を見る限り、今シーズンのパナソニックのうまいゲーム運びが東芝に封印され、なかなか自分のペースに持ち込めない展開であり、いらいらが募り後半どうなるのか予測の難しい状況で終わった。

しかし、後半に入るとトップリーグMVPSO(スタンドオフ・・・司令塔)ベリック・バーンズが本領を発揮し、2トライのお膳立てをする活躍で、粘る東芝を突き放し勝利へと導いたのである。

パナソニックの強さは、ラグビー大国・豪州から今期途中加入したベリック・バーンズの活躍である。早いロングパス、絶妙のキック、ラン、とすべてのスキルに長けた選手で司令塔として活躍、常に敵陣で攻撃をするようにゲームを組み立てるうまさにあると感じた。やはり、日本選手権でのMVPはベリック・バーンズで仕方が無いだろうと思っている。

以下に、日本選手権試合のトーナメント結果を添付します。

 

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