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2014年4月 4日 (金)

いずこにも、容赦なく押し寄せて来る時代の波

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桜の満開の季節と共に、今年も新しい出発の季節4月がやってきた。企業、官公庁、等の入社式、入所式、は既に終わったが、学校の入学式は来週がピークを迎える。既に7年前にリタイアした私には関係ないことだと言え、何故かしら気分がワクワクする季節である。私の初孫が今年、中学校に入学することも要因かなと感じている。

4月に入り、「稲陵会報・第48号」 が送られてきた。年に一度この時期に毎年送られてくるのである。稲陵会とは、私が卒業した島根・奥出雲 「横田高校」 のOB会の統一名称である。

会長、校長、の挨拶を読んで感じたのは、ここにも避けることが出来ない時代の波がひしひしと押し寄せてきているという思いであった。つい先日、このブログで洋友会(三洋電機OB会)についても同じような事を書いたのに、種類は違うにしてもまた同じような思いをさせられるのかと寂しさ・切なさを感じたのである。

高度経済成長を成し遂げ、飛躍的に発展し先進国入りをした日本、やがてバブルの絶頂期を迎え、バブルの崩壊と共に低成長期に突入、失われた20年とも言われるゼロ成長の時代に入ったのである。

このゼロ成長の時代、国の財政は半分近くを赤字国債に頼った為、国の財政赤字は増加し、2014年4月1日時点の 「日本全体の債務残高」 は1264兆円を超し、今現在も時々刻々と増加して行っているのである。

失われた20年に加えて、少子高齢化、グローバル化、デフレ、と言った時代の波は次々と訪れ、日本全体を変貌させて行っているのである。

私が横田高校に在籍した昭和34年~37年頃は、1学年の学級数は4学級、1学級50名程度の生徒数であり、1学年200名の生徒数、全校では約600名の生徒数であった。所が、会報によると昨年は全校の生徒数が328名であり、半世紀の間に生徒数が、半分強に激減しているのである。

そして、今年度(平成26年度)からは、学級数が1学級減り1学年3学級になるそうである。3年後には全校で9学級に減るのである。更に少子化が進めば、1学年2学級にもなる可能性があり、そうなると統廃合の対象校にもなるとのことであり、一気に我が母校存亡の危機にさらされるのである。

少子化という時代の波に抗って、生徒数減少を防いで行くのは並大抵の事ではないにも拘わらず、校長を始めとする関係者は必死の努力をなされていて頭が下がる思いである。

特に校長は、この危機を大きなチャンスと捕らえ 「学校改革元年」 と名付け、学校の改革に取り組んでおられるのである。外部にいる我々に何か手助けする事はないものかと思うのであるが、直接物理的な方法でのアイデアは浮かんで来ない。

ただ言えるのは、時代の変化を乗り切り生き延びて行くには、時代に合わせて自分自身を変化させて行くことである。ダーウインが言う適者生存の原理である。生物は、環境の変化に合わせて自分自身が持つDNAをも変化させ生き延びて行くのである。

校長が進められようとしている、魅力ある学校を作るという改革は方向として、的を獲ていると思う。今朝(4月4日)の日経新聞のコラム 「春秋」 によると、文部省は 「世界を舞台に活躍できる人物を育てようとする高校(スーパーグローバルハイスクール・・・SGH)」 を56校選んで今後5年間、毎年1500万円援助するそうである。

例え、この文部省が言うSGHに選ばれなくても校長が意図される、横田高校の魅力化を図り、町内外、外部(県外)へ「継続して発信 を続けられるのであれば、いつか認められ花開くときが必ず訪れると確信するものである。

5年後の2019年、横田高校は創立100周年を迎えるのである。私の年齢と重ね合わせて見ると、数え年の77歳 「喜寿」 の歳に当たるのである。ここまで生き長らえることが出来るかどうかは分からないが、生きている限り応援して行きたいと思っている。私の情報発信チャンネルを使って、情報発信の手助けでも出来れば幸甚であると感じている。

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コメント

昨今の横田高等学校(どこの学校も同じと思うが・・・)の状況や責任者の校長先生の努力の様子を知りました。最近の少子化で生徒が激減しているとか?それにしても 昭和34年~37年頃の横田高校は人数で比較すると、私の母校の大社高校より生徒数が多かったですね。私のころは1学年3クラスで約150名(男子約100名、女子約50名)でした。確か1年上も3クラスだったと記憶しております。
 そこで最近手っとり早くと思うのか、運動部を強くする学校がありますが、まずは勉学でそのあとが運動などだと思うのだが如何でしょうか。
 私のころ正規の先生ではなかったが、英語の先生が居られて授業が始まる前の早朝に2時間ほど「猛進会(希望者が参加)」というものがあり、とにかく英語の長文を読まされました。単語が少しくらい分からなくても一応理解するよう仕込まれました。これがのちに外国の文献を読むのに役立ちました。来年母校に集まる機会がありますのでこのことを話したいと考えております。国際会議の席上で配布された資料の概要が理解できるかできないかは重要です。これ体験談です。

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