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2015年7月 2日 (木)

全英オープン・錦織圭2回戦前に棄権・・・体力強化が課題

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テニスのグランド・スラム第3戦、全英オープンが628日からイギリス・ウィンブルドンで始まった。日本人として初めてグランド・スラム優勝が期待される錦織圭(世界ランク5位)の挑戦は残念ながら2回戦を前にして棄権という形で終わってしまった。

615日~621日に行われた全英オープンの前哨戦 ATP500 ゲリー・ウェバー・オープン (ドイツのハレ・芝コート)、錦織圭は第2シードとして出場、1回戦世界ランク29位の ドミニク・ティエム (オーストリア) にストレート勝ち、2回戦世界ランク114位のダスティン・ブラウン (ドイツ) にもストレート勝ち、準々決勝世界ランク51位のイェルジ・ヤノビッチ (ポーランド )に対しては6-45-76-3、と1セット取られ試合時間が2時間30分と長くなったが勝利し準決勝に駒を進めた。

準決勝では、世界ランク45位のアンドレアス・セッピ(イタリア)との対戦となった。過去の対戦成績は錦織の21敗であり、現在のランクからしても当然勝ち上がり、決勝での相手は錦織が尊敬する先輩そしてライバルであるロジャー・フェデラーとなると期待していたが、足のふくらはぎいっぱいにテーピングをして登場、準々決勝で痛めたようである。

ロジャー・フェデラーとの決勝戦を夢見ていたのであるが、あにはからんや準決勝で足が全く動かず、立ち上がり第1ゲームからブレークを許す、第2ゲームセッピがラブゲームでキープ、第3ゲームほとんど自分は動かない状態ながらサービスキープ、第4ゲームセッピが楽々キープ、第5ゲームまるで練習試合のようにセッピがブレーク、第6ゲーム開始時点ゲームカウント1-4で棄権を申し出、敗れたのである

試合終了後足の検査をした結果、左ふくらはぎ筋膜炎と分かった。症状はそんなにひどくはなく、大事に至ることはないとの診断であったが、ウインブルドンでの戦いが1週間後に迫っている中なので、どれだけ回復するのか一抹の不安を抱えるものとなった。

そして、1週間後の629日から全英オープンが始まった。1回戦の相手は世界ランク55位のシモーネ・ボレリ、錦織とのランク差はあるが相手は芝巧者、ダブルスが得意で今年の全豪オープンダブルスで優勝している。昨年の全英オープンでは、3回戦で当たりフルセットにもつれ込む接戦の末勝利しているのである。

今年の試合も1セット目は比較的楽に取れたが、2セット目は互いに譲らずタイブレークに入る。タイブレークでも試合を有利に進め取れそうな展開になったが、練習不足が影響したのかミスが重なり落としてしまう。3セット目は錦織、4セット目はボレリが取り、もつれる試合展開になる。

最終セットに入り、第1ゲーム錦織サービスキープ、第2ゲーム錦織ブレークに成功、第3ゲーム錦織ラブゲームでキープ、いきなり3-0と錦織がリードする展開となった。しかし、ここで左足が痛むのかトレーナを呼んでメディカル・タイムアウトを取り、白い包帯が左ふくらはぎいっぱいに巻かれる。この後は、お互いにサービスキープする戦いとなり、結局6-3で錦織の勝利となった。終わって見ると3時間22分に及ぶ大接戦となったのである。

1日空けての71日、2回戦は世界ランク60位のサンチャゴ・ヒラルド (コロンビア) であるが、今年の4月バルセロナ・オープンでストレート勝ちしている相手であり、錦織が本調子であれば恐れる相手ではない。しかし、足の怪我が果たしてどこまで回復するのか気になるところであった。

結局、当日試合前の練習を40分やったが、試合と同じ動きをすると痛みが出、このまま試合に出場しても勝てないだろうとの判断から棄権することになったのである。非常に残念であるが、怪我でありしかたがない。今後は回復に努め、次の戦い全米オープン(得意のハードコート)で、全力で戦えるよう力を蓄えて望んでほしいと願うのである。

はからずも、錦織圭の弱点はテクニカルな面よりも、フィジカルな面にある事が暴露される形となったのである。以前から、フィジカル面の弱さが指摘され、専属トレーナの指導のもと体幹トレーニングを行い、フィジカル面の弱点を克服したと聞いていたのであるが、未だ解決していないようである。

何年間にも渡りグランド・スラムを制覇して来ている、現在のトッププレーヤ、ノバク・ジョコビッチ、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、等々はトーナメントの途中で試合を棄権することもあったが、そう頻繁ではなく、ほとんど記憶に残らない範囲である。所が、錦織圭の場合頻度が高く、グランド・スラム制覇を期待しても、後半のタフな戦いになった時、フィジカル面の弱さが出るようでは、今後大きな期待がかけられないという予感がするのである。

そこで提案であるが、畑は違うが “無事これ名馬” の代表選手である、大リーグのイチローにトレーニングの弟子入りをし、その方法を学んだらどうか?というものである。イチローは、いろいろな筋トレマシーンを自宅に何種類も持っていて体力強化を行っている。背筋、腹筋、首、肩、腕、腰、太もも、脚、等々それぞれ必要に応じて行っているのである。

プロのスポーツ選手である限り、体力強化は絶対に必要なことである。如何にスポーツ選手としての素質を見込まれ兼ね備えていたとしても、フィジカル面で弱かったら大成出来ないと思うからである。

プロのスポーツ選手ではないが、陸上短距離の桐生祥秀選手についても言えるのではないか?と思うのである。素質は充分であるが、しょっちゅう肉離れを起こし肝心要の大会に出場できないという事が多すぎるのである。

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