ラグビーW杯・・強豪南ア破る発進・・快進撃は続くのか?
2015年9月18日からラグビーの世界一を決める第8回ワールドカップ・イングランド大会が始まった。その2日目、日本は英国南部ブライトンでの1次リーグB組初戦で、過去2度優勝を誇る強豪南アフリカに34対32で逆転勝ちした。
正直言って、ラグビーのワールドカップにはあまり期待していなかった。海外のトップチームと日本のレベル差があまりにも開いていたため期待しようがなかったのである。過去の大会を振り返って見ても、強豪と言われる、オーストラリア、ニュージランド、イングランド、ウェールズ、等々との対戦ではいずれも非常に大きな差で敗れている。
日本国内で行われるラグビーの試合、即ち社会人によるトップリーグ、学生を含めた全日本選手権、等々については、かって私が所属していた三洋電機のラグビーチーム・ワイルドナイツが毎年活躍し、優勝に匹敵する成績上げていたので必死で応援する楽しみがあり、ラグビーに興味を持たせてくれていたのである。
今回南アに勝てたのは、決してフロック勝ちではないと思っている。素人なりの見方であるが、勝因は2つあるのではないかと思っている。1つは、4年間にわたるエディー・ジョーンズHC (ヘッドコーチ) のもとでの訓練と体力強化
(肉体改造による筋力アップ) である。
もう一つは、外国出身の選手の活躍。日本代表31人中、10人が外国出身選手である。うち5人は日本に帰化、他の5人は3年間日本に居住して出場資格を得ている選手である。
いずれにしても、9月15日現在に於ける世界ランク2位の南アという巨象を、世界ランク13位という伏兵日本が倒したのである。W杯過去7回の歴史を見ても、南ア、オーストラリア、ニュージランド、がそれぞれ2回づつ、イングランドが1回、の優勝をしていて、今回も優勝候補の一角であると目されているチームを破ったのである。
日本が対戦したW杯の中で、唯一勝利を挙げた第2回大会(1991年)のジンバブエ戦では、52得点を上げて勝ったのであるが、相手は格下今回と比較にならないのである。大金星の衝撃は広がり、英国とニュージランドの新聞には1987年創設のW杯史上どころか、190年以上あるともいわれるラグビー歴史上、最大の番狂わせと報じられているのである。
さて、次の1次リーグ第2戦は、9月23日22時30分から行われるスコットランド戦である。スコットランドも強豪である、過去のW杯では2度対戦しいずれも大差で敗れている。
9月21日付で世界ランキングが発表され、初戦で南アを破った日本は13位から11位へランクアップされた。一方、まだ試合をしていないスコットランドは、10位から12位へランクダウンしている。ランキングだけから推測すると、対スコットランド戦でも良い勝負が出来るのではないかと淡い希望を抱いているの。目標は、1次リーグを突破ベスト8進出である。ガンバレ日本!
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