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2016年8月 8日 (月)

イチロー遂にMLB 3000 本安打達成・・・目前の足踏み長く感じた


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88日、本日早朝の試合でマーリンズのイチローが遂にMLB3000本安打を達成した。到達まであと残り2本という状態になってから、前へ進まず足踏みしていた。毎日、まだかまだかと待ち受けていたのであるが、朗報をなかなか聞くことが出来なかった。生みの苦しみを味わう9日間、相当なプレシャーを感じていたのである。

今季は限られた出番の中で好調な打撃を維持し、安打を積み重ねて来たが、729日の本拠地カージナルス戦で2塁打を放って以降、出場した7試合で安打が出ず、11打席ノーヒットが続いていた。87日、敵地ロッキーズ戦に途中出場、12打席ぶり、8試合ぶりに、内野安打を放ち、史上30人目のメジャー3000本安打へ王手をかけた。

そして、翌日の88日、敵地ロッキーズ戦で 「6番・中堅」 で8試合ぶりにスタメンに名を連ね、7回の第4打席目にライトフェンス直撃の三塁打を放ち、3000本安打を達成した。

歴史的瞬間が訪れたのは、7回の第4打席目、2ボールから左腕ラシンのカットボールを振り抜いた。大飛球がライトへ飛んだ瞬間、観客は総立ちに、右翼手パーラがジャンプするも及ばず、ボールはフェンス直撃し転がる間に、イチローは一気に三塁へ到達。マイルストーンとなる3000本安打を見事スリーベースで決めたのである。

三塁に到達すると、スタンディングオベーションが沸き起こり、場内のスクリーンで偉業が紹介された。ベンチから一斉にチームメートが飛び出して来て、一人一人がイチローと抱擁、イチローの顔から笑みがこぼれた。最後は、ボンズ打撃コーチと固く抱き合うと、ヘルメットを掲げてファンの大歓声に応えた。

MLB3000本安打は、ロベルト・クレメンテと並ぶ史上29位タイの記録。米国出身者以外での達成は、ロッド・カルー(パナマ)、ロベルト・クレメンテ(プエリトリコ)、ラファエル・パルメイロ(キューバ)、に続いて史上4人目、北中米出身者以外では初めてである。

イチローは27歳でメジャーでのキャリアをスタートさせており、42290日での3000本安打到達 は、リッキー・ヘンダーソンの42286日を抜き、キャップ・アンソンの45歳に続く 史上2番目の高齢記録 である。デビューから16シーズン目での達成 は、ピート・ローズと並んで 史上最速 である。

また、イチローは現役最多の507盗塁をマークしており、3000安打&500盗塁 は、リッキー・ヘンダーソン、ルー・ブロック、タイ・カップ、エディー・コリンズ、ポール・モリター、ホーナス・ワグナーに続いてMLB史上7人目 である。

こうしたイチローの偉業が達成される中、イチローと同世代のスーパースター、ヤンキースのアレックス・ロドリゲス(41歳)が、同じ日の88日 記者会見し、813日のレイズ戦を最後に引退表明した。また一人スーパスターがいなくなるとは淋しい限りである。

アレックス・ロドリゲスは、歴代4位の696本塁打、歴代3位の2084打点、歴代19位の3114安打、そして首位打者1回、本塁打王5回、打点王2回、MVP3回。球宴には14回選出されるという輝かしい記録を持っている。ただ、残念なのは、後4本と迫っていた700本塁打の記録を達成してから辞めて欲しかった。

MLBの本塁打記録は、1位 バリー・ボンズ762本、2位 ハンク・アーロン755本、3位 ベーブ・ルース714本、4位 アレックス・ロドリゲス696本、5位 ウイリー・メイズ660本、であり、トップ5の錚々たるメンバーを見ると、アレックス・ロドリゲスの凄さ を改めて感じるのである。

イチローは現在42歳であるが、走攻守の力は今でもほとんど衰えを見せておらず、これから先もまだまだ活躍出来るだろうと見ている。求められるのは、年齢に関係なく、大リーガーとしての実力である、実力を発揮出来なくなった時点が引退の時期である。A・ロッドの引退劇がまさにそれを教えてくれているのである。

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