マーリンズ・イチロー2016年終了・・・記録づくしの年を振り返る
10月3日、マーリンズのイチロー外野手に取って、42歳の年に当たる2016年が終了した。私が年初に期待していた記録がほとんど達成され終了となった。
マーリンズで移籍2年目の今季は、昨年同様、第4の外野手として若い外野陣をサポート、怪我で長期離脱した主砲のスタントンの代役として右翼を守り、薬物規定違反で出場停止処分を受けたゴードンに代わって1番打者を務めるなど、就任1年目のマッティングリー監督を助けた。
そして、不規則ながら一時はチームで最高打率をマーク、昨季は打率2割2分9厘と苦しんだが、今季は8月下旬まで打率3割を維持する活躍をした。さすが、終盤に入ると疲れが出たのか打率が落ち、最終2割9分1厘で終了した。
今季イチローが打ち立てた記録を振り返ってみると、
4月29日ブルワーズ戦で メジャー通算500盗塁を達成。その後、508盗塁まで伸ばし現在歴代35位。
6月15日パドレス戦で 日米通算安打数でピート・ローズのメジャー最多安打記録4,256本に並び抜いた。
8月7日ロッキーズ戦3塁打で メジャー通算3,000本安打を達成。
8月7日ロッキーズ戦3塁打で メジャー通算3,000安打+500盗塁を達成。史上7人目の達成者となる。
8月7日ロッキーズ戦3塁打で 日米通算116三塁打となり、福本豊氏が持つ日本記録を更新。
9月3日ナシャナルズ戦 最終戦で メジャー通算3,030本安打となり、歴代23位のロッド・カルーまで23本にせまる。
9月3日ナシャナルズ戦 最終戦で 日米通算4,308本安打となる。孤高の域へ到達した。
さて、注目のイチローの去就であるが、大リーグ関係者によると、シーズン途中にオリオールズなどからトレードの打診があったが、マーリンズは応じなかったという。代理人のボッグス氏が球団と選手の関係を
「相思相愛」 と表現するように、固い絆で結ばれている。
従い、来季の契約について球団幹部は 「見通しはとても明るい。来季の心配はしていない。近々、発表があるでしょう」
と契約延長を示唆しているのである。もし、実現するのであれば、10月22日43歳を迎えるイチローはメジャー17年目のフィールドに立つことになり、更なる期待がふくらむのである。
野球殿堂入りは、まだまだ先の話である。来季も今季以上に活躍して、イチローは当分不滅であることを示して欲しい。ストイックに努力する姿をマーリンズの若手は尊敬している。いや、イチローを知る人ならば、誰でも尊敬しているのである。
ガンバレ!イチロー!
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