フォト
無料ブログはココログ

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »

2016年10月の記事

2016年10月12日 (水)

「和せず頑張らず生きる」 という記事を読んで感じたこと

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

108日、日経新聞夕刊 「シニア記者が作るこころのページ」 の 「和せず頑張らず生きる」 という記事を読んで感じたことを述べて見る。今回は、生物学者、池田清彦氏へのインタビューと著書を読んでまとめた記事となっていた。既に、読まれた方は重複しますがあしからず。

池田清彦氏が勧めるのは、「他人に共感しない能力と他人と深く関わらない生き方」 ということで注目したのである。即ち、“時代の空気” に距離を置く生き方である。

「がんばらないと人並みの生活ができないかのような “時代の空気” があります。書店に行けば自分磨きのハウツー本であふれています。 『やればできる』 とか 『人間はみな平等だ』 という幻想が多くの人を息苦しくしているようです。」

「例えば、統合失調症の人には、孤独に強く、人と付き合わなくても全然苦にならない人がいます。そんな生き方も悪くないないと思います。」 と言うのである。

「がんばっても老化に伴う大概の病気は治りません。その意味では、一番健康に悪いのは長生きです。好きなことをして、うまい酒を飲んで、適当なところでジタバタせずに死んだ方が幸せなこともあるのです。」 とも言うのである。

最近、歳を取って来たからか?何となく池田氏の言うことが理解出来ると感じるのである。私が現役で働いていた3050歳代頃には、やはり自分磨きのハウツー本に主に目を向けていた。いや、自然にそちらに目が向いたのである。

現役で働いていた時代の自分の物の見方・考え方と言うのは、自分の職業と関係があったのではないかと感じている。絶えず時代の先を行き、人 (あるいは他社) が思いつかないことを先手必勝でやることを追い求め続けられていたので、自然にそうなって行ったのではないのかと、今振り返ると感じるのである。

池田氏は、また東日本大震災以降、広まった 「絆」 という言葉を嫌う。絆と共に 「一つになろう日本」 が合い言葉になった。池田氏は、復興について書いた本の帯に 「一つになるな日本」 と挑発的に書いている。

その真意は、「熊本地震の時もそうでしたが、一丸となって応援しないやつは人でなしだという嫌な空気がありました。応援の仕方は色々なのに、同じ方向でやらないと 『一つの日本』 から外れる。自分が一生懸命やっていることをどうしても他人に押しつけたいという人は多い。でも、強要された支援は長続きしません。」

「被災者を支援するのも老人に席を譲るのも他人に強要することではありません。一方で、他人に愛されたり優しくされたりする権利は誰も持たない。絆という言葉を持ち出して、特定の価値観や道徳を押しつけることはやめた方がいいですね。」

「誰かに何かをしてあげるのは長期的に見て見返りを期待するからだ、という考え方を生物学では、互恵的利他主義と言います。情けは人のためならず、と言うことです。」

池田氏は、日本で最も過激なリバタリアン (完全自由主義者) を自認している。「車も来ないのに赤信号で待っている人はバカである。」 「ボランティアはしないほうが格好いい。」 ・・発言は時にトゲがある。しかし、決して奇をてらっているわけだはない。ルールや道徳についてのわかりやすい考え方が、その言葉には反映されている。即ち、

「交通ルールは事故を減らすためにあります。しかし、ルールを守らせること自体を、人々に強制する装置になることがあります。車の影さえ見えない田舎の横断歩道でじっと青になるのを待つ人は国に従順な人でしょうが、信号無視の車にはねられるリスクが高い人かもしれません。車が赤信号で止まる保証はない。身を守るためにはルールよりも目の前の状況を信用した方が僕はいいと思います。」 そして、

「ボランティアにも同じことが言えます。楽しくてやるのは自由ですが、ボランティアは良いことだ、という国や世間の宣伝に乗せられてやりたくもないのにやるのは下品です。本当に他人に喜んでもらいたいと思っている人は、お金をもらって働くのが一番いいのです。」 とまあこのようにも言うのである。

池田氏の主張にも一理あるな!と思うのであるが、世間体を気にし、人との付き合い(絆)を重んじ、生きている人 (私自身もこの部類に入る) に果たして 「和せず頑張らず生きる」 ということを実践出来るのだろうか?いや、出来ないというのが本音である。

もう、そろそろ年の頃から言って、そういう老境に入いれてもおかしくはないと思うのであるが、他人に共感せず、他人と深く関わらない生き方 は出来ない。どこか山の中にでも閉じこもり、世間の雑音、ニュース、等々が一切入らない環境下で一人暮らしでもしなければ出来ないな!と思う凡人である。

しかし、池田氏の言う “時代の空気” に距離を置く生き方を知った上で、現在の自分の生き方に “プラスα” をして生きて行けば良いのではないかと思うのである。

2016年10月 4日 (火)

マーリンズ・イチロー2016年終了・・・記録づくしの年を振り返る


にほんブログ村

103日、マーリンズのイチロー外野手に取って、42歳の年に当たる2016年が終了した。私が年初に期待していた記録がほとんど達成され終了となった。

マーリンズで移籍2年目の今季は、昨年同様、第4の外野手として若い外野陣をサポート、怪我で長期離脱した主砲のスタントンの代役として右翼を守り、薬物規定違反で出場停止処分を受けたゴードンに代わって1番打者を務めるなど、就任1年目のマッティングリー監督を助けた。

そして、不規則ながら一時はチームで最高打率をマーク、昨季は打率229厘と苦しんだが、今季は8月下旬まで打率3割を維持する活躍をした。さすが、終盤に入ると疲れが出たのか打率が落ち、最終291厘で終了した。

今季イチローが打ち立てた記録を振り返ってみると、

429日ブルワーズ戦で メジャー通算500盗塁を達成。その後、508盗塁まで伸ばし現在歴代35位。

615日パドレス戦で 日米通算安打数でピート・ローズのメジャー最多安打記録4,256本に並び抜いた。

87日ロッキーズ戦3塁打で メジャー通算3,000本安打を達成。

87日ロッキーズ戦3塁打で メジャー通算3,000安打+500盗塁を達成。史上7人目の達成者となる。

87日ロッキーズ戦3塁打で 日米通算116三塁打となり、福本豊氏が持つ日本記録を更新。

93日ナシャナルズ戦 最終戦で メジャー通算3,030本安打となり、歴代23位のロッド・カルーまで23本にせまる。

93日ナシャナルズ戦 最終戦で 日米通算4,308本安打となる。孤高の域へ到達した。

さて、注目のイチローの去就であるが、大リーグ関係者によると、シーズン途中にオリオールズなどからトレードの打診があったが、マーリンズは応じなかったという。代理人のボッグス氏が球団と選手の関係を 「相思相愛」 と表現するように、固い絆で結ばれている。

従い、来季の契約について球団幹部は 「見通しはとても明るい。来季の心配はしていない。近々、発表があるでしょう」 と契約延長を示唆しているのである。もし、実現するのであれば、102243歳を迎えるイチローはメジャー17年目のフィールドに立つことになり、更なる期待がふくらむのである。

野球殿堂入りは、まだまだ先の話である。来季も今季以上に活躍して、イチローは当分不滅であることを示して欲しい。ストイックに努力する姿をマーリンズの若手は尊敬している。いや、イチローを知る人ならば、誰でも尊敬しているのである。

ガンバレ!イチロー!

« 2016年9月 | トップページ | 2016年11月 »