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2018年5月の記事

2018年5月22日 (火)

ヘンリー英王子結婚についての感想・・・多様性を受容する英国社会に驚く

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2018519日、英王室のヘンリー王子(33歳)と米国人女優メーガン・マークル(36歳)さんがロンドン郊外ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で結婚式を挙げた。英王族と米女性の結婚は約80年ぶりであり、慣例にとらわれない「開かれた王室」像を印象づけた。

このニュースを見聞きし、二人の経歴が色々な面で、私を含め一般の日本人が考える常識と大きくかけ離れていると感じ驚かされた。

まず、ヘンリー王子の経歴であるが、名門私立イートン校を卒業後、オーストラリアの牧場で働いたり、レソトの孤児院で奉仕活動を行ったりした。その後アルゼンチンに渡ったが、飲酒と誘拐未遂を理由に帰国させられた。

帰国後、2005年にはサンドハースト王立陸軍士官学校に入学、20064月に卒業、その後近衛騎兵連隊ブルーズ・アンド・ロイヤルズに配属された。

同連隊は儀礼的任務だけでなく戦闘地域における任務にも投入されており、ヘンリー王子のイラク派遣も一旦決まったが、イスラム過激派等がヘンリー王子を標的に攻撃すると予告したため取り止めとなった。

2007年末からアフガニスタンにおけるタリバン掃討作戦に極秘に加わっていた。ヘンリー王子は前線航空管制官としてタリバン部隊への爆撃を誘導する任務に就いており、これは相当の危険が伴うものであった。

イギリスのメディアとは協定が結ばれ派遣の事実は公表されていなかったが10週間後にアメリカのインターネットメディアが記事を載せたのをきっかけに大手メディアも報道を開始した為帰国した。

この時点で、ヘンリー王子は英王室の王位継承順位第3位であった。王位継承順位第3位の人物が陸軍士官学校へ入学、その後軍隊へ入隊し、実践部隊へ派遣されることなど、日本の皇室を例に取ると、とても考えられない事である。

ヘンリー王子の結婚相手のメーガン妃の経歴も異色である。アイルランド/オランダ系の父親(白人)と、アフリカ系の母親(黒人)のもと米ロサンゼルスで生まれ育ったバイレイシャル(両親の人種が異なること)の米国人女優である。

2011年に映画プロデューサーと一度結婚し2013年離婚した “バツイチ” でもある。二人が出逢ったのは2016年の夏、ブラインドデートだったようです。

王子が 「一目惚れ」 と告白していますが、201611月には 「ガールフレンド」 と王室が認め、201711月あれよあれよと言う間に婚約に至りました。伝統と格式を重んじる英王室に取っては異例中の異例だったようです。

二人の結婚については、当初反対論も一部で浮上していたようですが、メーガン妃の気さくな人柄や慈善事業に積極的な姿が好感され、世論は王室入りを歓迎するように変わって行ったのようです。

結婚式では、親族、親しい友人約600人が参列、政治家は一人も招かれなかった。そして、一般市民と 「お祝いを共有したい」 とのヘンリー王子らの意向で、慈善団体の関係者ら千人以上も城の敷地内に招かれた。メーガン妃は父親が体調不良で式を欠席した為、チャールズ皇太子に手を引かれてバージンロードを歩くと言うハプニングもあった。

元々英国社会は、日本と比較し多様性を受け入れる社会であるが、日本の常識とあまりにもかけ離れ過ぎていて、どう評価したら良いのだろうか?驚きと共に途惑うのである。

日本の良き伝統は継続して行くべきであるが、硬直し過ぎた考え・形式だけで守るのではなく、時代と共に多様性を加味し、世論が納得する方向へ変えて行くことも必要であると思う。

2018年5月13日 (日)

米朝会談の日程と場所が決定・・・シンガポールは最適な場所だろうか?

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510日、トランプ米大統領は、北朝鮮の金正恩委員長との史上初の米朝首脳会談を612日にシンガポールで開くと発表した。首脳会談の場所については、シンガポール、ジュネーブ、ウランバートル、南北軍事境界線にある板門店、等々が噂に上っていたが、最終的にシンガポールと決定した。

シンガポールと決まった理由は、米朝双方と関係があること、中立性が高いこと、等々があげられている。その他の理由として考えられるのは、非常に治安が良く、インフラに長けていることが上げられる。

私は、この国に約10年(1997年~2006年)住んでいた。帰国してから既に11年以上が経過しているが、当時からインフラの整備状態は非常に良く、仕事をする上で多いに役だっていた。

チャンギ国際空港は24時間運営であり、夜中であろうが通関の作業はひっきりなしに行われ、到着した荷物の検疫・通関手続きは最短で4時間で終了する。

日本を夕方4時に出発した荷物は、夜10時にシンガポールに到着、通関手続きを終えて荷物が出て来るのは4時間後の夜中の2時である。これほど通関手続きが早い国は他に例を見ない。日本の場合、航空貨物で最短でも約13時間かかる。

トラックの運転手を、夜中に待機させておいて、荷物が出て来たらすぐにトラックに積み込み工場へ向けて出発させる、とその日の午前中にマレーシアの工場へ到着するのである。

シンガポール島内の陸路の交通渋滞は、日中、夜中、ほとんど関係なく皆無であり、島内を横切りシンガポール出国、マレーシア入国の税関まではすんなり着く、しかし税関の前で少し渋滞があり、ここを抜け出すのに数時間を要する。

税関手続も、荷物の内容をネットで予め申告し、ネットで許可を取り、事前に書類を作成し、この書類を運転手に預けて持たせておき、通関時提出することで時間短縮が図れたのである。

これは、日本から荷物を輸入する場合の例であるが、製品を出荷する場合に於いても、これと同様に迅速に行われる。そして、通勤を車で行っていたが、片道20kmの距離を30分弱で行けるので、通勤のストレスをほとんど感じなかった。

以上はインフラの一例であるが、治安も非常に良く日本より安全であると感じていた。従い、各種の国際会議が誘致され頻繁に行われていた。シンガポールが直接の当事者でない第三国であるのにも関わらず会議の誘致が出来たのは、インフラ・治安の良さを示すバロメータであると思っていた。

しからば、具体的な開催場所はシンガポールの何処だろうか?今、最有力視されているのは、中心部のシャングリラ・ホテルである。ここでは、各国の国防相、軍事関係者ら要人が集う国際会議が毎年開かれており、セキュリティー対応は万全のようである。

これは予断であるが、私がシンガポール勤務時、三洋アセアン地区の会社幹部を集めて「インターナショナル企業グループ方針発表会」が行われたのもこのシャングリラ・ホテルであった。この時は、日本から副社長の井植敏雅氏も出席されていた。以下の文字をクリックするとその時の写真に繋がる。

              「インターナショナル企業グループ方針発表会」 記念写真

第二の場所として考えられるのは、シンガポールのランドマークと言える巨大統合型リゾート(IR)施設 「マリーナベイ・サンズ」であるが、警備などの面から困難とみられている。このIRは私が帰国した後の2011217日全面開業した。20127月、帰国後2回目のシンガポール旅行時ここにも訪れた。

第三番目の候補地として考えられているのは、セントーサ島である。ここは島全体がリゾートであり、ホテル・ゴルフ場・ミュージアム・水族館・その他娯楽施設 等々が充実した場所である。警備の面を考慮すると、容易であると思われる。

治安とかインフラについて見て来たが、もう一つ重要と思われるのは、シンガポールでは集会等には厳しい制限が課されているため、会談の当事国に対する反対デモを心配する必要もないことである。

以上 いろいろな面についてシンガポールの妥当性について考慮してきたが、米朝会談には最適な場所であると結論づけられる。と言うのが私の見方である。

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