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2019年1月20日 (日)

第72代横綱“稀勢の里”引退・・・今後の相撲界はどうなって行くのだろうか?


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113日に開幕した大相撲初場所、稀勢の里に関して年頭所感で心配していたこと(途中休場と引退)が現実となってしまった。場所前の稽古で、先場所優勝の貴景勝を相手にいい相撲(81敗)を取っていたことと、本人の初場所にかける意気込みからして、初場所は何とかそれなりの成績で乗りきれるのではないだろうかと思っていた。

所が、豈(あに)図らんやまさかの初日からの3連敗、「アーウー!」と声高にため息をつかざるを得ない結果となってしまった。稽古場で生かせていたことが、本場所になると何故出来ないのだろうか?ため息ばかりである。

これは解説者“舞の海秀平”氏の見方であるが、今場所3日間の相撲を見ると、脚の筋力がかなり衰えていて、ちょっといなされると足がついて行かない、踏ん張れる力が出てこない、と言うことでまるっきり残せる相撲が取れなくなっているとの解説である。なるほどそうかと言われると納得せざるを得ない。

2017年春場所に痛めた左大胸筋の回復が遅れ、満足な稽古が出来ないまま夏場所、名古屋場所に臨み、負が込み途中休場。秋場所は初土俵以来自身初の全休で回復に努め、九州場所に出場したが金星5個を配給し46敗のまま途中休場となり2017年が終了。

続く2018年の初場所15敗で途中休場、その後3場所全休し回復に努める。そして、迎えた秋場所では105敗の成績を残しひとまず引退の危機を脱出した。所が、九州場所05敗のまま途中休場、場所後の横綱審議会で「激励」の言葉(決議)をもらった。

迎えた2019年初場所、もう後には引けない剣が峰に立たされた状態での出場となったが、結果はご存知の通りである。横綱と言う地位を考えると足掛け2年間にわたって不本意な土俵が続いたがファンの方がよく辛抱して稀勢の里の復帰を待ち望み期待してくれた。

しかし、過去の経過を踏まえるとこれ以上稀勢の里に期待をかけるのは酷である。引退と言う判断はやむを得ないと素直に受け入れたいと思うのである。今後は、親方「荒磯」として相撲界に貢献して行ってもらいたい。

しからば、稀勢の里が引退したあとの相撲界はどうなって行くのだろうか?今後の展望について言及してみたい。

横綱鶴竜であるが、稀勢の里が引退した翌日の相撲に敗れて23敗となり、右足首の痛みで休場した。昨年11月の九州場所でも右足首の故障で全休しており、これで2場所連続12度目、横綱としては在位29場所で11度目となる。

鶴竜もすでに年齢は33歳でピークを過ぎており、来場所以降の結果により何時引退に追い込まれてもおかしくない状況である。

もう一人の横綱白鵬であるが、白鵬もすでに33歳、3月の春場所を迎えると34歳になる。今場所の相撲を見るとここまで7戦全勝で来ているが、内容は盤石の勝利に程遠いお粗末なもので既に3敗位していてもおかしくないと言う内容である。

白鵬も昨年は故障がちで、途中休場2回、全休2回、まともに場所を努められたのは2場所のみである。大横綱と称される白鵬もすでに全盛期を過ぎていて、過去の遺産(相撲の勝ち方を知っている)でかろうじて凌いで来ている状況である。

白鵬自身としては、東京オリンピックまではなんとか横綱と言う地位を維持したい気持ちであるが、果たして今年いっぱいまともに場所を務めることが出来るのかどうか?危ぶまれるのである。

次に、大関陣について見ると、栃ノ心、豪栄道、高安、いずれも大関と言う相撲ではなく、かろうじて勝利ばかりで不甲斐なさと感じる。これから横綱に向かって進もうとする大関と言う伸び代は全く感じられない。

近い将来(今年から来年にかけて)、現在の横綱・大関陣がそろって引退あるいは地位陥落が起こり、世代交代が進むのではないだろうかと思っている。

新しく大関・横綱になることが期待される若手は、まだ充分に育って来てはいなく、当分群雄割拠の戦国時代が続くのではないだろうか?と言うのが私の見方である。

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コメント

稀勢の里引退の最大の原因は一昨年の対日馬富士戦の怪我である。この一番を振り返ってみると日馬富士の暴力(あくまで土俵上での)のようにも見える。その後、日馬富士は貴ノ岩への暴力により横綱引退となった。そして貴乃花親方が角界を引退する原因ともなったのである。そう考えるともし日馬富士の暴力問題がなかたら、大相撲界の情勢も大きく変わっていただろう。4横綱時代であれば、横綱同士の取り組みが6番=(4-1)×4÷2もあり、大いに期待して楽しめたのにこれが無くなって非常に残念である。ちなみに過去の4横綱時代(曙、武蔵丸、貴乃花、若乃花)では同部屋対決が無く横綱同士の取り組みは最大3番=(3-1)×3÷2であった。

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