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2021年2月11日 (木)

大河ドラマ「麒麟がくる」が終了・・・ドラマ全般を振り返っての雑感

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NHKの2020年度の大河ドラマ「麒麟がくる」が2021年2月7日の放送を最後に終了した。2020年度は新型コロナの1年であり途中でロケが約2ヶ月中断、それに連れて放送も中断したが無事年を越して終了するに至った。

新型コロナウイルスの影響でステイホームが日常となり、初回から欠かさず最後までドラマを見る事が出来た。最初ドラマの題名を聞いたときは、「麒麟がくる」とは何を意味しているのかわからなかったが、書物を読むことにより理解出来た。

麒麟は平和な世に現れる伝説の生き物、しかし人間の争いはなくならない。果たして争いのない世は来るのか?そんな問いかけを込めたタイトルであるとのことである。

中国の書物によると「麒麟は仁のある君主の誕生時に姿を現す霊獣。角は肉に覆われ、いかなる命も傷つけない」と書かれている。「仁とは、人に対する親愛の情のこと」麒麟とは明智光秀を指していると感じた。ドラマの中で随所にそうゆう場面が出て来るからである。

かつて明智光秀が出て来るドラマは数限りなく上映された。しかし、いずれも明智光秀を主役とするドラマではなく脇役としてのものばかりであり、必要な場面にのみ出て来る役が多く、光秀についての詳細は知り得なかった。

明智光秀を主人公とするドラマは今回初めてである。主人公であるが故、光秀に付いての詳細が毎回語られるので過去疑問に思っていた事も理解する事が出来た。

光秀は主君の斎藤道三とその長男である斎藤高政の争いになり、どちらに付くか悩んだが道三側に付き戦に敗れ、自分の居城から出て行かざるを得なくなった。落ち延びて行った先は、越前の守護大名・朝倉義景の元である。

朝倉義景の元で光秀は浪人として約10年近くを過ごした。この間、光秀は朝倉義景に士官するチャンスはあったが、義景の姿が武将と言うよりも公家に近いと見て取り、士官をしなかった。越前での浪人生活は非情に苦しいものであったが、後で考えて見れば正しい判断であった。

光秀が浪人をしていた10年間に織田信長は稲葉山城を攻略し美濃平定を果たした。明智の里は昔のままであり、光秀は母牧と11年振りに美濃の土を踏むことが出来た。

翌日、光秀は信長がいる稲葉山城へ伺候した。ここで信長より自分に仕える気はないかと問われたが、少し考えて辞退した。

何故かと言えば、足利13代将軍・義輝に仕えたかったが、非業の死を遂げさせてしまった悔いが残り2年経っても気持ちの整理が付かないことを説明した。光秀はそれほど迄に将軍に仕える事を望んでいたのである。

しかし、次の将軍足利義昭を報じて上洛するには力のある大名を選ばねばならない。そこで選んだのが織田信長であった。この時点では明智光秀の思いに叶っていた。

数々の戦が進むに連れて信長の気性も変わって来て、理不尽な事を下知するようになって来た。その1つが比叡山延暦寺を攻めた時である。信長は、僧兵や雇われ兵だけでなく、武器を持たぬ人々までことごとく切り捨てるように命じた。光秀は下知に背いて女子どもを見逃したが、この時は光秀の格別の手柄に免じてそれを許した。

光秀は丹波での戦いで勝っても、敗軍の将となった者たちを斬り捨てなかった。力を合わせ、丹波を住みよい国に改めて行きたいと説き、皆を解放したのである。

光秀は、修羅場である戦場でも心の底には常に「仁の気持ち」を持ち対処して来たのである。

光秀は当初、足利13代将軍・義輝が討ち死にした後は、後継の将軍足利義昭についていた。室町幕府の再考を果たしてくれる実力者が信長であり、義昭に仕えながらも信長に仕えると言う、両属の関係を保っていた。しかし、最終的に信長は義昭に見切りをつけ追放した。その結果、光秀は完全に信長の家臣となった。

光秀による丹波攻めが終了し、次の仕事として信長は、光秀に毛利氏を頼りに備後の国「鞆の浦」に身を寄せている将軍足利義昭を殺せと下知します。しかし、光秀はこの下知には従う事が出来ないと断りますが、信長は受け入れません。

近々、信長と嫡男の織田信忠がほとんど軍勢を引き連れずに京の本能寺に滞在します。出陣の準備をしていた光秀は、偶然巡って来たチャンスを見計らい「本能寺の変」を起こしました。

本能寺の変は突発的に起きたことであり、事前準備がなかったことから、備中から引き返してきた羽柴秀吉の軍に敗れます。

光秀と言う、仁のある知将が天下を取れば、もっと早い段階で戦のない国作りが出来ていたのではないのだろうか?即ち、麒麟を連れて来ていたのではないだろうか?と思いを巡らすのである。

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