MLB異次元のスーパースター・大谷翔平・・・二刀流として本格的に開眼
MLBに於ける日本人スーパースター(野球殿堂入りが見込める)と言えばイチローであったが、2021年度新たに日本人スーパースターが誕生した。それも異次元のスーパースターである。
今度の日本人スーパースターは、投手と野手の二刀流である。それは言わずと知れた大谷翔平である。
大谷翔平は大リーグに挑戦する前に、日本ハム・ファイターズに5年間在籍し、投手と野手の二刀流で活躍していた。2016年にはNPB史上初の「2桁勝利・100安打・20本塁打」を記録した。
2016年には投打両方で主力としてチームのリーグ優勝と日本一に貢献、NPB史上初となる投手と指名打者の2部門でのベストナインに選出され、初のリーグMVPに輝いた。更に、165km/hのNPB最速投球記録保持者でもある。
こうした輝かしい記録をバックに、2018年大リーグ“ロサンゼルス・エンゼルス”へ移籍した。“ロサンゼルス・エンゼルス”を選んだのは、当時監督であったマイク・ソーシア氏(2020年五輪の米国代表監督)が大谷を「間違いなく二刀流として考えている。投手、野手として大リーグで活躍できる」と太鼓判を押していたからであった。
2018年は打者として104試合に出場して打率285、本塁打22、投手としても10試合に登板して4勝2敗、防御率3.31とメジャーでも二刀流の活躍で新人王に輝いた。
2019年は怪我の影響で打者に専念し、106試合で打率286、18本塁打。
2020年はコロナ禍でシーズンが短縮され、44試合で打率190、本塁打7、投手としては2試合に登板して0勝1敗。
2021年は再び投打でフル回転。打者としては155試合に出場、打率258、本塁打46、打点100、盗塁26、投手としては23試合に登板して9勝2敗、防御率3.18、奪三振156。
2021年度は、オールスター戦にも二刀流で出場、ア・リーグの1番指名打者と先発投手を務めた。球宴史上初の二刀流での出場を果たした。ホームラン競争にも参加する活躍であった。
6月には13本、7月には9本と本塁打を量産し、両月はア・リーグ野手部門で2ヶ月連続の月間MVPを受賞。投手としても6月初めから9月にかけて8連勝をマークした。
「野球の神様」と呼ばれたベーブルース以来、103年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打の同時達成」にも迫る歴史的シーズンを送った。2004年マリナーズのイチローが記録した年間最多安打記録262本は、1920年ジョージ・シスラーが樹立した年間最多安打記録257本を84年ぶりに更新するものであった。
来年度は、更に二刀流に磨きをかけ、ベーブルースと同じ「2桁勝利と2桁本塁打の同時達成」を成し遂げて欲しい。更に、今年惜しくも逃したア・リーグホームラン王(2本差で未達)にも挑戦して欲しい。
メジャー挑戦4年目の今季、投打二刀流を軌道に乗せ、野球の本場で旋風を起こし、現在ア・リーグの最優秀選手(MVP)の有力候補に挙がっている。最終的には今月の20日頃に発表される。MVPは間違いないと予想している。
大 谷 翔 平
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