2022年 年頭所感
新年明けましておめでとうございます。 2022年(壬寅・・みずのえ・とら・・)が皆様にとって良い年になることをお祈申し上げます。 今年も、このブログご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申しあげます。
2008年にスタートしたこのブログも昨年末で14年が経過し、訪問者の数も8万2,600件を越すに至りました。これもひとえに皆様方のご支持・ご支援のお陰であると感謝致しております。
今年は、数え年で80歳になりました。もうそろそろ歳だからブログも切りの良いところで終了したいと思うようになって来ました。昨年は以前のように数件/月のブログを発行することが出来ず1件/月がやっとでした。
ブログと並行して更新を行っているホームページもコロナ禍を境に思うように更新が出来なくなってきました。これも切りの良いところで終了しようかな!と思っています。(実際に何時かはまだ決定していません。)
年を取るに従い、発行/更新が出来ないのであれば、年齢で区切るか・回数で区切るかどちらかで潔く終了したいと思っています。皆様はどうお考えでしょうか?
昨年最も興味を引く話題は、一年延期された東京2020オリンピック・パラリンピックでした。コロナウイルスの感染爆発中に強行されましたが、感染対策のお陰で何とか無事終了致しました。オリンピックの成績について言えば、選手達の素晴らしい活躍により過去にない良い結果が残されたことです。
オリンピック・パラリンピックの期間中新型コロナウイルス第5波のピーク(8月20日・25,871人)をつけていたコロナ感染者が1ヶ月後の9月20日には2,224人まで減少、更に1ヶ月後の10月20日には391人まで減少しました。
第5波が何故急激に減少して行ったかは未だに適切な説明が付けられていません。11月20日には更に減少し112人となっています。所が、11月末にコロナウイルスの変異種であるオミクロン株が出現し世界中で拡散しています。
日本でもオミクロン株に対する水際対策が実施されていますが、感染者が水際対策の隙間からぼつぼつ漏れ出て来ています。市中感染には至っていませんでしたが、12月22日大阪府で市中感染者が3名出ました。
現在は、デルタ株を中心とした感染者が350人~450人/日と言った値で徐々に増加をしています。年末から年初にかけて寒波の襲来、帰省、お正月、と行事が続くことから感染者増加に拍車がかかることが懸念されます。
世界中の推移を見るとオミクロン株が、英国、米国、EU、南ア、イスラエル、等々で急速な感染拡大となっています。心配なのは、隣国韓国で感染者数が史上最高に近い値で推移していることです。水際対策で感染が日本へ伝搬しないように万全の注意が必要であると思っています。
ここからは、今年注目する話題(政治・スポーツ、等々)を取り上げます。
第1は、お膝元の岸田内閣です。第1次岸田内閣は10月4日に発足後、衆議院の任期が満期に近かった事からすぐに解散し10月31日衆議院選挙が行われました。
自民党は選挙前から議席を減らしたものの、単独で国会を安定的に運営するための「絶対安定多数」の261議席を確保し、自民・公明両党で293議席となり、連立政権が継続することになりました。これを受けて、岸田総理は国民の信頼が得られたとして、スピード感をもって政策を実行して行く方針です。
政策については、経済政策、新型コロナ対策、成長戦略、エネルギー政策、安全保障、憲法、子供庁創設、等々上げられますが、まだ政権がスタートしたばかりであり、もう少し様子を見て行く必要があります。
しかし、当面の課題である新型コロナ対策(オミクロン株)は待ったなしであり、11月末に海外からの外国人を入国させない水際対策を打ち出し、功をそうしています。
しかし、海外から帰国する日本人は入国させざるを得ず感染者及び濃厚接触者がいた場合、一時待機させる施設が必要であり確保されていますが、数が増え施設か不足し、自宅待機に回さざるを得無くなる事が心配されます。
18歳以下の10万円給付金問題については、当初5万円を現金、残り5万円をクーポン支給と言っていたのであるが、クーポン支給の場合余分な経費がかかることから、現金支給をも認めることになりました。首相サイドが折れて希望を認める形で決着しました。聞く耳を持った首相という形が現れた一面であると思います。
安部政権、菅政権、と同じ体質の政権が約10年近く続きましたが、岸田政権に代わってから政権の体質自身が変わって来たと思っています。国会に於ける答弁がより柔軟性を持って来たと感じています。
第2は、米国のバイデン政権の問題です。バイデン氏は、中国の台頭を国際システムの深刻な脅威と考えています。そこでこの脅威に対処するため、同盟国との関係を立て直し、国連やWTOのような国際組織を強化しようと努めています。
アジアの国々、とりわけ日本との関係強化を更に推し進め、インド太平洋構想をより前進させるため、クアッド(日本・米国・オーストラリア・インド)による自由、民主主義、法の支配、と言った共通の価値観で中国に対抗しようとしています。
台湾問題も重要な問題です。中国は台湾を自国の一部であり、一国二制度のもと中国へ取り込もうとしています。しかし、台湾は自由、民主主義、法の支配、と言った自由主義諸国と同じ政治体制であり、欧州の自由主義諸国もやっとこの認識に目覚め、台湾支援に動きはじめています。
日本も政府が表立って台湾支援を明示することが出来ないので、自民党の外交部会が台湾の民進党外交部と協力する形で支援に動いています。香港の二の舞いだけは絶対避けなければならないと思っています。
第3は、日韓関係に横たわる二つの問題。
今年3月に韓国大統領選挙があります。現大統領 文在寅(ムン・ジェイン)の与党系の候補 李在明(イ・ジェミョン)氏、と保守系野党の統一候補 尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏による事実上の一騎打ちになる見込みです。
問題の一つ目は、2018年10月韓国最高裁で「元徴用工」訴訟で、日本企業に倍賞を命じた判決がでました。この判決は、1965年の日韓請求権協定に反する異常判決であり、日本側としては到底受け入れることが出来ません。
日韓請求権問題は、1965年に「完全かつ最終的な解決」をしており、日本側としては一歩たりとも譲歩出来ないものである。日本側としては終始一貫「韓国側の責任で解決策を示すように要求しているが、一向に解決に向かうような案は示されておらず平行線のままです。文在寅氏の下では、解決されず、次期大統領へ先送りされると見ています。
問題の二つ目は、従軍慰安婦問題である。最終解決をうたう日韓合意が発表されてから2021年12月28日で6年になります。この問題に関しては、元慰安婦と遺族合わせて20人が日本政府に損害賠償を求めた裁判を起こしました。
2021年1月ソウル地方裁判所は原告の訴えを退けました。国際上の「主権免除」の原則が適用されると判断したほか、慰安婦問題の解決について「外交交渉を含む韓国内外での努力によって達成されなければならない」としました。
所が、文在寅大統領は判決に従うどころか、無視し続けています。この問題も、次期大統領へ先送りされると見ています。与党系の候補、李在明(イ・ジェミョン)氏では解決せず、保守系野党の候補 尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏に期待したいと思っています。しかし、簡単には解決に向かうかどうか?疑問視もしています。
第4は、今年2月に開幕する冬季北京オリンピックです。期待する種目は、男女のスピードスケート、男女のフィギアスケート、男女のジャンプ、これらの種目はメダルが期待出来ると見ています。
第5は、MLBに於ける大谷翔平の活躍です。今年は、是非昨年達成し得なかった、投手としての10勝以上、打者としてホームラ王、打率3割、等々の達成を期待します。
以上が、今年注目する話題(政治・スポーツ、等々)です。その他、日本のプロ野球、ゴルフ、相撲、等々については適時取り上げて行きたいと思っています。本年もこのブログ宜しくお願い申し上げます。
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