2024年 年頭所感
新年明けましておめでとうございます。 2024年(甲辰・・きのえ・たつ・・)が皆様にとって良い年になることをお祈申し上げます。 今年も、このブログご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願い申しあげます。
2008年にスタートしたこのブログも昨年末で16年が経過し、訪問者の数も8万9、730件を越すに至りました。これもひとえに皆様方のご支持・ご支援のお陰であると感謝致しております。
今年は、数え年で82歳になりました。昨年の誕生日で満80歳に到達し、80歳の壁を無事に超すことが出来ました。数々の重病を乗り越えての到達であり、自分自身に感謝している次第です。
2020年2月に発生した新型コロナウイルスも2023年第一四半期をもってほとんど終了となりました。約3年半続きました。しかしまだ完全終了ではなく、通常の風邪の程度として残っています。従い、昨年はワクチン接種を2回受けています。
昨年は、6年ぶりに3月に第5回WBC(世界プロ野球大会)が行われ、私が期待した通りに、現役大りーガである大谷翔平、ダルビッシュ有、等々の活躍により見事優勝を勝ち取りました。
野球の話題をあげると、大谷翔平が大リーグで日本人として初めてホームラン王(アメリカン・リーグで年間44本)になりました。投手として10勝を挙げ、2年間連続で2桁勝利2桁ホームランを達成し、2年連続でMVPを獲得しました。特に昨年はMVP投票記者全員の満場一致での評価と言う輝かしい記録となりました。
さらに、大リーグで昨シーズン最も優れたバッターに贈られる「ハンク・アーロン賞」をも受賞しました。アジア出身の選手として初めての快挙となりました。
大谷翔平は、昨年末FA(フリーエージェント)となり去就が注目されていましたが最終的にロサンゼルス・ドジャースに移籍する決断を致しました。昨年シーズン終了間際に右腕の靱帯を痛め、再手術を受け投手としては今年は登板出来ず打者に専念する見込みです。
そして、日本人でフリーエジェントとして米大リーグ移籍を希望していたオリックス・バッファローズの山本吉伸投手も複数の球団からオファーを受けていましたが、最終的にロサンゼルス・ドジャースに決定致しました。
山本吉伸はドジャースタジアムで交渉に臨んだ際に、大谷もフリーマンらの主力とともに同席し、サポート役を務めました。 昨年3月のWBCでもチームメートとして共闘した大谷が、山本を熱心に勧誘し今回の移籍を実現しました。
ロサンゼルス・ドジャースの今年の開幕戦は、韓国のソウルでダルビッシュ・有が所属するサンディエゴ・パドレスと対戦する予定となっています。3月20、21日に行われます。楽しみな一戦になることを期待しています。
ひょっとすると、大谷翔平対ダルビッシュ・有と言う日本人同士の対決が見られるかもしれません。
日本の野球の話題としては、昨年の日本シリーズが関西の2球団同士で行われたことです。阪神タイガース対オリックス・バッファローズ戦です。野球史上、関西の2球団同士での戦いは、1964年の阪神タイガース対南海ホークス戦以来の59年ぶりの関西ダービとなりました。
今年もこの2球団は優勝を期待されています。再び、この2球団の対決になるのか予測は付きませんが、出来れば私が応援する広島カープが阪神タイガースに一泡吹かして阪神タイガースの連覇を阻んで欲しいと期待しています。
ここからは、今年注目する話題を取り上げます。
第1は、ロシアによるウクライナ侵攻です。2022年2月24日に侵攻開始してから既に1年10ヶ月過ぎ、今年の2月24日を迎えると2年の経過となります。しかし、戦争が終わる見通しがつきません。
ウクライナを支援する西側諸国も決定的な決め手を欠き、戦いはいつまで続くのか見通しがつきません。特に米国の支援が共和党の一部から協力が得られず、ウクライナは苦戦が続きそうです。
西側諸国がロシアに対しもっと圧力をかけ、ロシア経済を逼迫さす必要があると思います。ロシアはエネルギーと穀物大国であり、西側諸国から経済制裁を受けているのにも関わらず比較的順調に経済が推移しています。中国、インド、あたりがロシアのエネルギーを購入しているため持ちこたえていると思います。
この侵攻は、ロシアによるウクライナの領土略奪であり、一方的にロシアに非があります。ロシアに勝利させてはなりません。なんとしてもウクライナに勝利させねばならない戦いです。
第2は、中国と台湾の関係です。
中国は台湾を自国の一部であり、一国二制度のもと中国へ取り込もうとしています。しかし、台湾は自由、民主主義、法の支配、と言った自由主義諸国と同じ政治体制であり、蔡英文総統は安易な妥協はせず自由主義体制を守ろうとしています。
台湾総統選挙2024年1月24日に行われます。蔡英文総統の後継として路線を引き継ぐ与党・民進党候補の頼清徳のほか 最大野党・国民党の侯友宜・新北市長や第3政党「台湾民衆党」の柯文哲・党主席が出馬を表明しています。
台湾メディアが12月20日に発表した投票先を問う世論調査で、民進党の頼氏が35.9%でトップ。国民党の侯氏が34.7%と、1.2ポイントの僅差で2位、これを追う形で、民衆党の柯氏が19.6%で3位だった。
台湾では連日のように多くのメディアや団体がそれぞれに世論調査を発表しており、数字にばらつきはあるものの、12月21日時点ではおおむね1位が頼氏、2位が侯氏、3位が柯氏との結果が出ています。
台湾の現政権は列記とした民主主義政権であり、この政権が続くことを望みます。他の野党では、政権の方向が中国よりか反中国か明確でなく、一国2制度のもと香港同様に中国に飲み込まれてしまう危険性が大であるからです。
しかし、中国はあの手この手を駆使して民進党の勝利を阻止しようとしています。民進党への圧力としては台湾製の一部輸入品に適用している関税の優遇措置を、2024年1月1日から停止する。繊維の原料となる化学製品など12品目です。
一方、国民党からの要望を踏まえて、台湾産の高級魚「ハタ」の輸入を再開した。22年6月から禁止薬品の検出などを理由に輸入を止めていました。ムチとアメを使ったあからさまな選挙介入です。
第3は、お膝元の岸田内閣です。
この所、岸田内閣の支持率が冴えない。2023年10月の調査から、3ヶ月連続の最低記録の更新となりました。
岸田政権の経済政策が迷走に迷走を重ねている。当初は経済対策の5本柱という形で骨子を示したものの、内容が不明瞭であるとの批判が高まり、議論はいつの間にか経済政策そのものよりも、減税に移ってしまいました。
減税策についても党内から大型減税をにおわせる発言が相次ぎ、内容が二転三転した挙げ句、最終的には所得減税と給付の組み合わせというありきたりな形になりました。
そして、政権の支持率が低い所に加えて、派閥のパーティー券をめぐる裏金疑惑で東京地検特捜部は昨年12月19日、安倍派(清和会政策研究会)と二階は(志帥会)の派閥事務所を家宅捜査し始めました。
安倍派に所属する重要閣僚である、松野博一(官房長官)、西村康稔(経産大臣)、高木毅(国会対策委員長)、世耕弘成(参院幹事長)、萩生田光一{政調会長)等々を更迭をせざるを得なくなりました。
岸田政権の最新の支持率は、各社の平均で約22%となっています。内閣不支持率は、約64.5%になっています。本来ですと岸田首相交代論が出てきてもおかしくねい状況ですが、代わりになる人がいないと言うことで岸田首相の続投が続いています。
私が推奨するのは、石破茂氏(元官房長官)が最適であると確信しています。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が12月11、12両日に実施した合同世論調査で、次期首相にふさわしい政治家を尋ねる問いで15.2%と1位になっています。
自民党の石破茂氏(元幹事長)は、自民支持層に限っても17・4%で首位でした。立憲民主党の支持層でも石破氏の支持率は26.9%と1位で立憲民主党の泉健太代表の16.8%に約10ポイント差をつけています。
第4は、イスラエルとガザ(ハマス)の戦いです。
パレスチナの一部であるガザはハマスが支配していましたが、2023年10月7日、ハマスがイスラエルへ大規模な攻撃を行いイスラエル人を約1100人強殺害、そして数百人の人々を人質として捕らえた事から始まりました。
イスラエルはハマスに対して報復作戦を開始し混乱が続いています。イスラエルは、ハマスを絶滅させ、人質全員を解放するするまで戦争を続けるとしています。
イスラエルはガザに対して空爆と地上軍を送り込み、ハマス戦闘員を壊滅しようとしています。このため戦いは、一般民間人をガザ北部から南部へ避難させ、無差別に空爆を繰り返しています。
米国、そして関連する国々からは戦争の一時停止、完全停止を叫ばれていますが、1週間程度の一時停止が行われたのみで戦争は長期間続けられています。
基本的に、この戦はイスラエルとパレスチナ(アラブ)の民族的な対立に基づくものであり、根本的な解決は困難を極めています。イスラエルがガザの一般民間人を人道的立場から攻撃しないようにと願っていますが、難しい問題です。
以上が、今年注目する話題です。その他、日本のプロ野球、ゴルフ、相撲、等々については適時取り上げて行きたいと思っています。本年もこのブログ宜しくお願い申し上げます。