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1月18日(土)~1月21日(火)にかけて沖縄旅行へ行って来た。過去、沖縄へは行ったことがなかったので、いつか行きたいとチャンスを覗っていたところ、昨年の11月初旬に阪急交通社が「デラックス沖縄4日間」というツアーの募集をしていた。
募集の時には、あまり詳しい情報(飛行機便、宿泊ホテル、食事内容、等々)はわかっていなかったが、デラックスと銘は打ってあるものの3泊4日の旅行で非常に安い価格で募集されていた。価格が非常に安いので、宿泊ホテル、食事内容、等々は標準以下であるだろうと覚悟していた。季節も1月であるが、平均気温は大阪より10℃くらい高いので 「まあいいか!」 というくらいの軽い気持ちで申し込んだ。
沖縄に着いてからの移動はバス3台で行われ、割り当てバスは3号車乗客45名であった。従い、1号車、2号車を含めると総人員は140名前後であった。過去、旅行に行く時は自分で計画し手配する旅行がほとんどで、こういう大人数での団体旅行の場合ハードスケジュールになると思い参加したことがなかった。
旅行は、通常のツアー通りバスで移動しながら観光地を歩いて見て廻るスタイルで1日1万歩以上歩いた。 以下、参加してみた感想を述べてみる。
1.飛行機の搭乗券に搭乗者の名前が記載されていないチケット
まず、驚いたのは関空の日本航空団体受付カンウターで、飛行機の搭乗券をもらったところ、搭乗者の名前はなく、便名、搭乗口、搭乗日、出発時刻、座席、のみが記載されていた。過去、JALで旅行するときは、JALのマイレージバンクに加入しているので、チケット発券カウターでポイントを追加してもらっていた。今回それを確認すると、搭乗者の名前のないチケットであるため、ポイントは付かないとのことであった。即ち、格安の団体航空券であるため、名前が記載されてなく、ポイントも付かないのである。今回のようなケースは経験したことがなく少し驚いたが、旅行代金が安いのでそれもやむを得ないのかと納得した次第である。
2.宿泊ホテルは3日間ともJALグループのホテル日航○○
宿泊ホテルはパンフレットをもらった時に確認出来た。1日目と2日目は、ホテル日航那覇/グランドキャッスル、3日目は、ホテル日航アリビラ/ヨミタンリゾート沖縄であった。これも過去の経験からであるが、ホテル日航○○と名の付くホテルは結構値段の高い良いホテルであると認識していたので、今回のホテルはどうなのかな!と思っていたが、案の定良いホテルであった。ホテル日航那覇は、ミシュランの星表示をすると三つ星半、ホテル日航アリビラは四つ星半位に相当すると感じた。特に、ホテル日航アリビラには、200m強のプライベートビーチ、その内側にはプール、独立したチャペル、ホテル内の設備の良さ、等々海外のリゾートホテルを思い浮かべさす内容であった。過去、インドネシアのバリ島にあるホテル日航バリに宿泊したが、これとほぼ同じような仕様であると感じた。
トータルの旅行代金が安いのにもかかわらず良いホテルに泊まれるとは、これこそまさに団体割引のおかげかなと感じた。しかし、旅行に最適なシーズンでもないのに参加者は多く、朝食時はかなり混んでいた。ツアーガイドから、朝食に7時頃行ったのでは混で待たされ、出発時刻に間に合わないことがあるので早めに行くようにとアドバイスされていたので、6時半過ぎに行ったが連日10~20分待たされるほど混み合っていた。
3.食事の内容
食事は、夕食3回、昼食2回、朝食3回、付いていた。初日の夕食は、国際通りにあるサムズレストランでシェフのパフォーマンス付きの鉄板焼き、ミシュランの星表示をすると三つ星半。二日目の夕食は、ホテル内のレストランで焼き肉の定食、評価は三つ星半。三日目の夕食は、ホテル内にあるレストラン専門店の選択でビュフェを選んだ、評価は四つ星。昼食と朝食はほとんどビュフェスタイルで、評価は全て三つ星(並)であった。当初、予想していた内容よりは良かった。
4.バスガイドから教えられた沖縄の知識
バスで移動する時間がかなり多くバスガイドの説明を聞く時間も長かった。沖縄についての知識をあまりもっていなかったので、説明を聞いて驚くことが多々あった。沖縄県は、沖縄諸島、先島諸島、等々多くの島々からなる県である。旅行に行く前は、沖縄県の面積はそんなに大きくないと思っていたが、バスガイドの説明によると、島々の面積を全部足すと佐賀県、神奈川県の面積に匹敵する大きさであるとのことであった。帰って日本全国の県の面積を調べてみると、佐賀県が41位、神奈川県が42位、沖縄県が43位、東京都が44位、大阪府が46位、であり東京都や大阪府より大きいことがわかった。沖縄県の人口についても説明があり、現在約140万人だそうである。全国順位では30位である。私のふるさと島根県は人口約70万人であり、倍の人口であり少し驚いた。
バスからみる沖縄の民家は、2階建ての鉄筋コンクリート作りで陸屋根式のものが多かった。屋根の上には、ドラム缶のような水をためる水槽が付いていて、水不足に対処するようになっているとの説明であった。沖縄の年間雨量は少なくないが、雨期と台風シーズンに集中して降るため、そのほかの季節では水不足に陥るためとのことだった。
高速道路をバスで移動していると、米軍嘉手納基地の横を走るため、いやでも米軍基地の立派な宿泊施設が見えてくる。宿泊施設は、ほとんどが3LDK以上だそうである。沖縄には現在34の米軍施設があり、その土地面積は日本にある米軍施設の約75%を占めている。沖縄の面積の約10%を占める米軍基地の多さは、地政学的に見て軍事上要の位地に存在することから、やむを得ないのかなと少々あきらめムードの説明もあった。
5.ツアーで廻った観光地
ツアーで廻った観光地は、万座毛(隆起サンゴの断崖絶壁)、名護パイナップルパーク、琉球城蝶々園、海洋博公園(美ら海水族館・イルカショー)、森のガラス館(琉球ガラス工場見学)、首里城公園、沖縄ワールド(鍾乳洞・エイサーショウ)、ひめゆりの塔、琉球村、黒糖工場、等々であり詳細は省く。
しかし、沖縄ワールドに玉泉洞と名付けられた鍾乳洞があることは全く知らなかった。鍾乳石の数は100万本以上で国内最多、全長は5000メートルで国内最大級、現在890メートルが公開されており残りのエリアは研究用に保存されている。東洋で最も美しい鍾乳洞と言われる大自然の彫刻博物館であり、大小さまざまな不思議な色と形の鍾乳石が見られ感動した。
観光地ではないが、本部半島にある海洋博公園に行く途中バスの沿道から見られるカンヒサクラ(琉球寒緋桜)が3~5分咲きであり、本部八重岳桜まつりも始まっており、今年一番早い桜見が出来たことは良かった。
6.旅行のトータル評価
旅行のトータル評価をすると、抜群に「コストパフォーマンスの良い旅行」であった。即ち、値段の割に内容が充実していたと感じるものであった。「デラックス沖縄4日間」というツアー名も伊達ではなく、読んで字のごとくデラックスであった。そして、毎日5時間以上パソコンの前に座る生活から4日間離れ、肩や背筋のコリから一時的に逃れられリラックス出来たことが良かった。
尚、旅行中の写真については、下記に記述する文字をクリックして参照頂ければ幸甚です。
<沖縄ツアー旅行 (2014年 冬)>